LINE疲れに思う、人との繋がりが可視化されることへの弊害

 
LINEのメッセージを読んだ後、それを無視することを「KS(既読スルー)」というようですが、そういった言葉が生まれる一方で、「既読をつけずにメッセージを読む方法」など、様々なテクニックが出ているようで、なんだか少し考えさせられました。

この現象を見てまず思い出すのが、mixiです。

友達のページにアクセスし、足跡をつけて何もコメントを残さないと、「なんでコメントをくれないの?」という人が出てきたりもして、それによって「mixi疲れ」なんて言葉が生まれたりもしました。

LINEの場合はmixiとは違い、メールの役割を果たすもので、さらにリアルタイム性が高いツールとなりますから、「なんで既読になっているのに返信くれないの?」と言ってくる人がmixiより多いのには納得です。
mixi同様、こういった返信に疲れてLINEをやめていった人も自分の周りに実際います。

ただ、個人的にどうしても思ってしまうのは、「なんでそんなにツールにわざわざ縛られてしまうのか」ということで、自分だったら緊急性の高い用件は、もしLINEを使う場合であれば「○○時までに返事よろしく」「緊急なのでなる早で返事よろしく」と補足し、それまでに返事がこない場合はLINEではなく電話で確認しますから、メッセージを送ってイライラする理由がわからないのです。
逆に自分が読み手の場合は、確認をするだけして、緊急性のないものであれば、数時間後に返すことも多々あります。

なんだか最近のこの類の記事を読んでいると、自分のこの行為が悪にも思えてきたりもしたので、一度書き起こして振り返ってみたいとブログ記事にしてみました。

LINEというかメールの時もそうですが、今のところ、そういったスタンスで特に問題も起きてませんし、LINEがチャット状態になるのであれば、自分には合わないので、きっとやめているのではないかと思います。

「返信がないことへのイライラ解消法」などという意味不明なライフハックが出ていたりもしますが、なんかもっと肩の力を抜いて便利なツールを使いこなせばいいのになーと思っているのは自分だけなのでしょうか。

この「既読だからすぐに返さなくてはいけない」という心理の人が実際自分の周りにも何人かいるので、そういう人には、「あなたが優しいことは相手も十分わかっているし、返事を出さないことに申し訳なさを感じる必要は全くなくて、自分も相手も仕事しているなり毎回すぐ返せる状況でもないわけだから、そんなに優先度を上げすぎなくていいんじゃない」みたいなことを言います。

人との繋がりが可視化されることへの弊害。
コミュニケーションツールとの付き合い方。
ネットとの関わりが切り離せない我々世代への永久の課題なのかもしれません。

最後に。
私はLINEに縛られないストレスフリーな生活を送ってますが、そもそもLINEをする人がそれほどいないので、サンプルとしては全く参考になってませんでした。ありがとうございました。

 
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