CentOS 5.6の主な変更点と推奨アップグレード方法
CentOS 5.6がリリースされましたので、5.5からの主な変更点と、推奨アップデート方法を以下に記載しておきます。
CentOS 5.5からの主な変更点
- ext4 の正式サポート。
- 仮想化 API の libvirt が 0.8.2 に。
- bind は 9.7 になり、NSEC3 対応に。
- Ethernet ブリッジファイアウォールである ebtables の追加。
- PHP5.3。
- System Security Services Daemon (SSSD) の追加。
推奨アップグレード方法
「yum update」を実行すればいいのですが、5.5よりも前のバージョンのCentOSからアップグレードする場合には、次の手順で作業することが推奨されているようです。
yum clean all
yum update glibc\*
yum update yum\* rpm\* pyth\*
yum clean all
yum update mkinitrd nash
yum update selinux\*
yum update
shutdown -r now
yum update glibc\*
yum update yum\* rpm\* pyth\*
yum clean all
yum update mkinitrd nash
yum update selinux\*
yum update
shutdown -r now
アップグレードが成功したか否かは、「rpm -q centos-release」と実行し、「centos-release-5-6.el5.centos.1」といった出力が得られるかどうかで確認できます。
なお、CentOS 4系は2011年3月に公開されたCentOS 4.9が最終バージョンとなっており、最新版へのアップグレードが推奨されております。